岐阜県弁護士会は、1月30日の午前10時から午後3時まで、旧優生保護法による強制不妊手術などの被害者やその関係者の皆様を対象とした無料電話相談を行います。
旧優生保護法によって、昭和24(1949)年から平成8(1996)年までの間に,本人の同意のない強制的な優生手術が約1万6500件行われたとされています。
岐阜県内でも、昭和55年まで約400人の方が対象になっていました。
このうち、64人の方について手術の適否を検討した資料が岐阜県歴史資料館に残されています。また、県内の医療機関にも82人分の資料が残されていることが、昨年の岐阜県議会において伊藤英生議員の質問に答える形で、岐阜県により明らかにされました。
このような経緯の下、岐阜県弁護士会でも、過去に電話相談を実施しましたが、現在のところ、岐阜県内の被害者の方からの相談は寄せられていません。
このように、岐阜県内において被害者が発見されていないのは、被害者の方が高齢で、また、そのほとんどが障害をお持ちの方が多いこともあって、自ら電話をかけて相談するのが難しいという事情があると思われます。
そこで、今回の電話相談でも、被害者本人からだけでなく、そのご家族や入所されている施設の関係者の方々など、広く、情報をお寄せいただきたいと考えています。
どうか、宜しく、お願いいたします。
日 時 : 平成31年1月30日 午前10時~午後3時
電話番号 : 058-265-2850